かわいいうさぎのチャチャこちゃん

うさぎのチャチャとの日常を綴ります

チャチャのお仏壇(2019/10/22)

日本に帰国して約半年が経ちました。チャチャが居なくなったことを強く自覚することになって以降の期間に相応します。
そして明日は私にとって節目の日…そう思ったら、このブログを書きたくなりました。もう少し更新の頻度を上げないと…大事な想い出を色褪せさせたくないしね。

チャチャは今、私の家で眠っています。帰国して以来、どんなお仏壇にしよう、ペットちゃん用の可愛いものにしようか、それともホームセンターで木材を買ってきて可愛く手作りしようか、色々と悩んでいました。

その頃、我が家のありとあらゆるモノには、彼女の大事な想い出が沢山くっついていて、遺品の整理をしながらも胸が張り裂けそうで、
涙で目を真っ赤に腫れさせながら、「今日はここまで頑張った、もうこれ以上はできないから今度にしよう」…毎日、それの繰り返しでした。

時節は梅雨に差し掛かり…あれ、、、お骨って痛むことがあるんだろうか?と。ネットで調べてみたら、痛む・痛まないの両論。
真実がどちらかは分からないけれど、お骨も痛むことがあるなら、痛ませたくないな…そう思いました。

ネットでは様々な方法が紹介されていたのですが、「骨壺の中にシリカゲル(吸湿剤)を入れて、シールで蓋を塞いで密閉させる」という方法が、
一番オーソドックスな方法として紹介されていました。やってあげたい…だけど、骨壺を開くなんて、私にはできない…。だけど梅雨は迫ってくる。そして我が家は湿度が高そう…。

めまいを起こしそうになっていると、旦那ちゃん(実は理系の学者)が同業者の方にも聞きながら、対策を考えてくれました。
・シリカゲル(吸湿剤)で、湿度を40%以下にする
(自然界では在り得ない湿度0%になるとモノが脆くなるという情報もありました。シリカゲルの入れすぎには注意した方が良いかもです。)。
・合わせて脱酸素剤(実はただの鉄粉)を入れることで、無酸素状態を作り出す(虫やカビが発生できない。)。
・脱酸素剤を入れて無酸素状態にすると、空気の体積の5分の1(酸素の体積)分、空気が圧縮されるので(真空パックみたいになる)、
 完全密閉をするとモノが破損する恐れがあるので、容器にはわずかな隙間を設けておく(←殆ど隙間が無くても、テーピングなどで締め切らない限りは空気は漏れるらしい。)。

ということで、ペットボトルに脱酸素剤を入れて圧縮率を見る・シリカゲルを密閉容器に入れて湿度計で測る、等の実験をしてくれながら、最適な分量を計算してくれました。

骨壺にシリカゲルと脱酸素剤を入れて、テーピングするのかと思っていましたが、
旦那ちゃんは「骨壺のふたをテーピングするのは、どうしても抵抗があるなぁ…。苦しそうじゃない。」と言って、骨壺をすっぽり覆える密封ケースを考えていた様子。
「チャチャのおうち内移動用のキャリーも、大事にとっておきたいよね」と提案してくれ、キャリーの中に骨壺を入れることにしました。
骨壺の周りはチャチャの思い出のぬいぐるみを入れて、しっかり骨壺を支えてもらうことに。
そして全体を大きなアクリルケース(オーダーメイド)で覆い、その中に湿度計とシリカゲルと脱酸素剤を入れて、無酸素・低湿度状態を作り出してくれました。

旦那ちゃんは「これでまぁ大丈夫だと思うんだけど、一応骨壺の中にもシリカゲルと脱酸素剤を入れておくよ。僕がやるから、見ない方が良いから、あっち行ってて。」と言って、
シリカゲルと脱酸素剤を、お骨に触れないように、今後も交換しやすいように、布で骨壺の蓋に結わえてくれました。

思い出のグッズとお骨が綺麗にアクリルケースの中で保管され、その上に沢山お供え物をして、かわいいカーテンを取り付けて。
世界で一つだけの、チャチャのお仏壇ができました。私にはできないこと、やってくれた旦那ちゃんに本当に感謝しています。

お仏壇ができて以降、チャチャの大事なお洋服やグッズも、シリカゲルと脱酸素剤と一緒に密封容器に入れて保管するようにしました。
おかげで、湿度を気にしないで保管できています。ずーっと、大事にできるね。きっと。

大事なペットちゃんの遺品の保存に役立つかもと思い…書き留めさせていただきました。ご参考まで。


今週の頭くらい?に、チャチャの鼻息のぷすーっていう音がした気がしました。

・・・チャチャ、帰っておいで。